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道営記念(門別)2025年人気6位のエメヴィベール

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門別の競合が勢ぞろい! 道営記念にエメヴィベールが出走 道営記念-門別競馬場-2025年11月6日発走エメヴィベールが出走する道営記念の出馬表nar.netkeiba.com 11月1日の時点で8番人気。正直地方競馬に移籍して、実際に成績で見劣りすることがほとんどなかった。南関東A級クラスで移籍したロンコーネもA2戦で1度勝っている。エメヴィベール自身も3勝Cの馬で、地方それも南関東以外なら、どこに行ってもA1級でもトップ戦線だろうと思っていた。実際、門別A1クラスで2戦走って、どちらも門別トップホースであるパッションクライの2着だからもちろんトップホースの一員といってもいいだろう。しかし、その2戦2着の負け方だ。パッションクライの強さはそれこそ当時のテイエムオペラオーのように強く、毎回2着のメイショウドトウのような気持になってしまうくらいだ。どこまで行ってもこの馬に勝てない気がしてしまう。 何が驚きだといって、11月1日時点でそのパッションクライは3番人気なのだ。何ということだ。1番人気はベルピット。自身の競走成績を見るとまさに圧倒的。門別でほぼ負けなしの成績だ。近年で唯一土をつけたのがベルピットということのようだ。2番人気は今年の門別クラシック三冠馬パッションクライ。前年の三冠馬がベルピットだから、2年連続の三冠馬で、構図としては三冠馬対決といったところか。 三冠馬2頭がシンボリルドルフとミスターシービーとしたら、パッションクライはシンボリルドルフのライバルだったビゼンニシキといったところか。エメヴィベールはこの中に入って門別で2戦、勝ち星なし。その成績で8番人気は十分健闘しているといえる。 カツラギエースやギャロップダイナになれるか? がんばれエメヴィベール! 怪我無く無事にレースを終えることがまずは大事で、これで終わりではない。門別A1で十分やっていけることは先の2戦で十分わかっていて、現在の位置取りはパッションクライの次くらいには強いわけだ。パッションクライが3番人気だから、実際は4~5番手くらいの力であるはずだ。しかし、慣れやなどもあるためもしかしたらパッションクライと同等くらいにいてもおかしくない。シンボリルドルフは無敗で三冠馬となったが、菊花賞の後のジャパンカップで負けた。海外勢に負けたのならある意味仕方のない面もあるのだが、人気のなかったカツラギエースに負けた。天皇賞(秋)には、ギャロップダイナに足元をすくわれた。皇帝といわれたあのシンボリルドルフでさえ負けたのだ。ディープインパクトも日本では1度だけだがハーツクライに負けた。コントレイルも3歳秋のJCではアーモンドアイに完敗した。強い馬でも負けることはあるのだ。 ある一定以上の実力を示しているエメヴィベールは今回、ギャロップダイナやカツラギエースのような活躍の可能性はありそうだ。いわゆる伏兵扱いだ。 勝てる伏兵なら・・・サクラローレルやマヤノトップガンのように 3歳時の有馬記念。菊花賞を勝ったが、その菊花賞はフロック視されていたマヤノトップガン。私が一番忘れられないレースだ。生まれて初めて中央競馬の馬券を勝った日だ。絶対にマヤノトップガンだと思っていた。馬券の買い方をよくわかっていなかった私は、単勝という選択肢を捨てて馬連に走った。三冠馬ナリタブライアンと天皇賞馬サクラチトセオーは外せない。あとはヒシアマゾンを抑えておけばほぼ大丈夫。もう一頭タイキブリザードの走法を見ていると、首を低く前へ前へと進む姿はただのマイラーじゃない。有馬の中山2500mは意外に合う気がする。最終的にあまりいい成績を残していなかったナリタブライアンを切るか切らないか、で悩んだ挙句。やはり三冠馬は三冠馬。ここまでに登場した三冠馬で三冠達成した後のG1級競争を勝てなかった馬は1頭もいないため、けがから復帰して3戦目にあたる有馬記念は勝ち負けがあると判断して、成績からタイキブリザードを外したのだ。その有馬記念で見事な勝ちっぷりで勝利したのがマヤノトップガンだった。 明けた翌年。その有馬記念で4着と入り、その後年が明けて初戦を阪神大賞典を選んだナリタブライアンと昨年の年度代表馬となったマヤノトップガン。歴史に残る名勝負を演じる。1着がナリタブライアンでハナ差でマヤノトップガン。人気が二分し単勝2.1倍と2.0倍という人気も大接戦。私の中ではこのレースを超えるレースはない。3着以下は9馬身離すまさに、独壇場。2頭のためだけにあったレースと言えよう。そして迎えた春の天皇賞。こちらが本命なのだが、下馬評でいわれていたのはナリタブライアンは、阪神大賞典で出せるものを使い切っているのではないかといわれた。荒れだけ激しいレースを制したのだから逆に言えば最後の1滴まで精神を使い切るようなレースだ。最後は少し引いたマヤノトップガンが今回は有利ではないかといわれるほどだった。しかし勝ったのは3番人気サクラローレル。その年に入ってから中山金杯で重賞初制覇。その後中山記念を勝利して天皇賞春へと駒を進めた馬だ。マヤノトップガンやナリタブライアンと成績だけを見たら圧倒的に見劣りするわけで、3番人気とはいえ、大きな壁というか崖があったと思っていた。そんな中でナリタブライアンを打ち砕き勝利。あの時によぎったのは天皇賞春のゴールというより、阪神大賞典のゴールは何だったのか。。。だった。 話は戻すが、こんな感じで伏兵が勝つことも大いにあるのだ。今お話しした馬たちは、その後も素晴らしい成績を残している。エメヴィベールも道営記念をきっかけに門別のトップホースとなっていくだろう。そういう期待を込めて11月6日のレースは応援したいところだ。 続きを読む

久々の勝利!2日連続!!

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中央競馬場での勝利は1年勝鞍なし… 1勝する重みとは スノークルーズが25年6月5日にJRA交流(川崎)で1勝していて、表示上は1勝していることになるが、、、JRAの競馬場での勝利は1年近く勝鞍がない事実。。。 最後の勝鞍は24年10月 勝てない日々・・・ 24年10月5日。コンフォルツァが勝ち上がってからはや1年。現2歳馬を合わせて現役が16頭。この1年で引退した馬が5頭以上いるので約20頭いてこの体たらく。1年で100走程度走っているのに勝ち星は0。今年に限って言えば、0-0-5-5-5-44という成績。2着すらない。。。もはや一口馬主をやめたほうがいいのではないかという成績だ。3着が5回あるのはまだ救いではある。ミラクルキャッツ、シアブリスといった、早いうちに勝ち上がった馬たちで、まだ1勝Cなのだ。コンフォルツァ、ミラクルキャッツ、シアブリスの3頭に関しては、調教師もトップトレーナーで、ミラクルキャッツの父はまだしも、シアブリスの父はエピファネイア、コンフォルツァはドゥラメンテということで、押しも押されぬトップサイアー。本来ならクラシック戦線をにぎわしたりしなければいけないよう血統だ。そんな馬たちが1勝C。だから3着なんて実際は物足りない。 今週はいけるか? 有力な2頭が出走 25年10月25日にコンフォルツァが、26日はシルクホースクラブの2歳馬セヴェロが出走予定。コンフォルツァは、春に1勝Cに出走。いいとは言えず、最悪でもない4着、7着、7着で夏全休。鞍上の横山典弘騎手には去勢を進められていた。そんな中、調教師の松永幹夫師は、あえて去勢を選ばず、夏は基礎トレーニングということで北海道に戻し、再育成。秋になり本州に戻し、10月25日にいよいよ出走となった。若手騎手限定レースへの出走ということで、鞍上は横山騎手から永島まなみ騎手へと乗り替わり。血統的には父がドゥラメンテということで急逝していなければリーディングサイアーにもなろうかという種牡馬で、短い期間の中でもG1馬を何頭も出している。26日の菊花賞を勝ったエネルジコもドゥラメンテ産駒だ。血統的なものからも期待も大きいし、今から成長していく血統だろう。ここまで2桁着順のない当馬もそろそろ勝ちに勝ちを重ねていってもいいはずだ。 次に10月26日にはセヴェロが未勝利戦に出走。セヴェロは前走が10月6日で、1番人気4着。中一週で、関東へ遠征し出走。確勝パターンで挑む。セヴェロの父はサトノダイヤモンド。セヴェロの世代のサトノダイヤモンドは当たり年といわれていた。サトノダイヤモンド自身は父がディープインパクトでライバルが1歳年上のキタサンブラックといってもいいほどだ。そのキタサンブラックに有馬記念で土をつけた馬だ。血統的にも成績的にも超エリートといえるサトノダイヤモンド。どこかでとんでもない大物が出てもおかしくないのだ。血統的には2歳より3歳のほうがよくなるだろうが、いい馬なら2歳のうちから活躍してもいいはずだ。血統的な、種牡馬的な面から見れば、2000m前後より長い距離がよさそうでまさにクラシック3歳時がいいだろう。そういう意味ではクラシック戦線に名乗りを上げていくためにも2歳のうちに勝ち上がっておきたいのだ。 一抹の不安は残るが…コンフォルツァ。直線向いて前目につけていれば… まずはコンフォルツァ。 netkeiba-出馬表 ここで勝ち上がりたそうな馬も何頭かいるが、成績だけを見ればどっこいどっこいで、コンフォルツァにも可能性はありそうだ。なにせ、夏場は北海道で鍛え直してきてるので、現在の力関係は未知数と言ってもいいだろう。そんな中で、迎えた新潟6R。スタート。一瞬先頭集団につけるが気が散っているのか頭を上げてブルブルと振っている。気の粗さというか集中力というのか。それが散漫なため、横山騎手が去勢を進めていたわけだ。気の悪さを出したが、すぐに収まり、中段位置へ。そのままコーナーへ差し掛かる。コーナー終わりあたりで進出。新潟の直線は長い。そんな直線に向いたときに、先頭集団につけ少し外に振った。これで、進路が妨げられることはない位置。絶好の位置だ。残り500mあたりで先頭に出る。ちょっと早いかな?という気もしたが、結果これがよかったのだろう。そのまま、引き離しにかかる。が、2着が食い下がる。今までの私の出資馬だと、ここから差し切られて2頭に抜かれて3着のパターンだが、、、今回は違った。むしろ2着以下を少し引き離しながら最後は勝ちを確信して少し緩めてゴール。1年前のコンフォルツァ以来のJRA競馬場勝利となった。そういう意味ではコンフォルツァが2連勝となった。単勝4番人気。応援馬券を勝っていたが、おいしい配当がついた。 前日の勢いで…セヴェロ断然1番人気で迎える未勝利戦 新馬戦4着で中一週で関東遠征。調教師は池江調教師。このパターンは勝確ラインだそう。とはいえ、競馬は、馬は生き物だ。100%ということはない。そんな中で迎える東京2R芝2000m。東京芝2000mといえば、天皇賞秋だ。芝2000mといえば、ホープフルSに皐月賞だ。東京競馬場といえば日本ダービーだ。この東京芝2000mというレースの価値は重い。未勝利戦といえど、ここで勝つのと負けるのではその後の向かう先も、評価も変わってくるだろう。また、その時点では雨が降っていて馬場が重い。レースとしては稍重という評価だ。重い馬場のレースというのも経験ができる。セヴェロはサトノダイヤモンド産駒であり、サトノダイヤモンド産駒は今のところダートであまりいいところを見せていないがこの馬についてはダート馬という評価を下している方も結構な数がいるようで、本領発揮はダートといっている人もいる。この見立てが仮に正しかったとしても、芝で勝ち星を挙げられるとなると、エルコンドルパサーやクロフネ、古くはオグリキャップを想起してしまう。気は早いし未勝利を勝ったくらいで何言ってんだって話だけども、凱旋門賞馬がドバイWCを勝つなんてこともよくあるわけで、ヨーロッパの芝は、ダートで勝てるようなパワーのある馬じゃないと勝てないなんて言われる。そういう意味でも、重い馬場を走って勝てる馬であれば将来に期待が持てるというものだ。レースはスタートして、すぐに中段に落ち着く。向こう正面では先頭集団の後ろ。中段の前といったあたりだ。コーナーを回って直線に向くころにはすでに先頭集団にとりついていた。直線向いてすぐに先頭に躍り出る。そのまま引き離しにかかる。2着馬がまた同馬主のシルクだが、走れば走るほど少しずつ離れていく。やはり確勝パターンだった。最後は2馬身ほどだが、道中は結構ちぎっていた。ゴール前は完全に手綱を緩めて後ろを見るほどの余裕。前走も鞍上だった菅原騎手は前走は失敗騎乗といわれていたし、今回はどうしても勝たなければいけなかっただろう。そんな菅原騎手は、私が初めて一口馬主で勝利を味わったラヴォラーレのデビュー戦の騎手だった。当時はバリバリの若手で、私は名前も知らなかった。なんだよ。新人騎手かよ。それじゃあまり期待されていないんだなと思ったものだ。デビュー戦は芝で14着。全く見込みがないと思ったラヴォラーレが、3戦目にダート戦で2着になった時は鳥肌が立った。その後3勝し3勝C、昔なら準オープン馬にまで出世した。出資総額500万の馬で、オープンまで目指せそうなラヴォラーレは最後はレース中にケガ。予後不良になってしまった。そんなラヴォラーレに3度ほど騎乗してくれていて、あまりいい成績ではなかったがそれからかなり出世した騎手だと思う。G1も勝ったし。今後はトップジョッキーとなっていくだろう。そんな菅原騎手が鞍上で、いい走りをしてくれたと思う。 盆と正月が一緒に来た? 2頭の今後は? 勝ってしまったら次はどうなるのか?に注目が集まるのが普通だ。まずはコンフォルツァ。勝った次の日がクラシック最後の一冠である菊花賞だ。もう3歳限定のレースはないのだ。なので、今後は条件戦でコツコツ出世していく必要がある。そんな中で、続戦するという話が合ったことと、今は芝1800mが良いと調教師が言っていること、左回りは安定していることを考えると東京開催のうちに使うだろう。昇級初戦はおそらく11月中頃に東京芝1800m戦だろうと考えられる。もし、ここをあっさり勝つようなら短期放牧かもしくは続戦で2000mくらいまでの距離でレースを選ぶことになるだろう。本格化してきて、早いうちにオープンまで上り詰めるようなら、中山記念か日経賞あたりにでて、大阪杯。ここまで順調なら、血統的にも天皇賞春は面白いと思う。ドゥラメンテ産駒のタイトルホルダーにしても、エネルジコにしても菊花賞を勝っている。今回の走りを見ているとまだまだ子供だ。このやんちゃ盛りが落ち着いた時が本当に楽しみだ。連勝連勝で来年の春には古馬中長距離戦線をにぎわしていてくれたら面白いのに。 セヴェロはまだ、続戦するのかいったん放牧かは報告がない。芝2000mを勝ち上がったというのは本当に大きい。2週間ほどの短期放牧なら、京都2歳Sから、また短期放牧でホープフルSというのが黄金ルートだろう。青写真通り勝っていくようなら来年は皐月賞・ダービー、そして秋は菊花賞、JC、有馬記念...古馬になって、(馬主がシルクなので)ドバイ・宝塚、そして海外・・・慌てずゆっくりというのなら、12月の頭あたりに1勝C、勝ち上がるようなら正月の京成杯。このあたりの成績が良好であれば春のクラシック戦線で、G1チャレンジができるだろう。 夢はどんどん膨らむが… 現実はそんなに甘くない もちろんコンフォルツァもセヴェロも今描いたような青写真を描ける可能性もあるが、現実はそんなに甘くないものだ。どちらも次のレースであっさり勝つようなら、今の青写真を調教師も描き始めるだろう。しかし、3着、5着と、悪くもなく良くもなくというのがごくごく普通であって、そうなればいずれ順番が来るだろう。とコツコツやっていくことになるだろう。シアブリスにしても、ミラクルキャッツにしてもそうだった。早いうちに勝ち上がり、今描いたようなローテを目指すが、大事な次の1勝がなかなか上げられなくてクラシック世代を終え、古馬になって未だ1勝Cで人気しながら掲示板を外さない。馬主孝行ではあるのだが、できればもう少し上のクラスに行ってほしい。一口馬主のだいご味はこういうところでもあるのだが。 26日。日曜ドラマで【ロイヤルファミリー】第3話が放映された。セリと庭先取引の話題が中心の回だ。中央競馬で1勝することの難しさは前回にやっていて、約束の1勝はできたが結局その後は全く勝てず、1年が経過したという話だ。次の馬を探すべく競り市に参加したり、庭先を回る話だ。本当に勝つことは難しい。個人馬主でもなく、あくまで一口クラブで1口~2口出資しているだけの私だが、だからこそ有力な社台グループの馬を10数頭に出資できて、本来なら重賞戦線に出てくるような血統の馬もいくつか持っているが、それでも勝てないのが競馬の世界なのだ。すべての歯車がかみ合った時こそ重賞に出走できる。そのうえでさらに強く運があって初めて勝てるのだ。いつか重賞を勝ちたい。 続きを読む

ディープインパクトとハーツクライ

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ディープインパクトとハーツクライ ライバル対決は孫の代まで続く 日本競馬の最高傑作ともいえるディープインパクト。無敗でクラシック三冠を達成。そして、その最強最高傑作のディープインパクトに日本で唯一土をつけたのがハーツクライ。そしてこの戦いは種牡馬になってからも続くのだった… それは突然訪れた 断然1番人気の有馬記念でまさかの敗戦 2005年クリスマス。その日は突然訪れたのだった。サンデーサイレンス産駒の最高傑作と言われたディープインパクト。ここまで無敗で皐月賞・日本ダービー・菊花賞とクラシック三冠を難なく達成。鞍上の武豊騎手はディープインパクトに対して鞭をほとんど入れない。入れなくても走るのだ。そんなディープインパクトを稀代の名騎手・武豊氏に【この馬は飛んでいるようだ】と言わしめる始末。この無敗記録はどこまで続くのか。無敗のまま海外に挑戦するのだろうかと期待が膨らむ一方だった。3歳冬、2005年ラストのG1有馬記念。同じく無敗でクラシック三冠を制覇したシンボリルドルフは、菊花賞の後ジャパンカップを選んであえなく3着、敗戦。しかも勝った馬は日本馬カツラギエースだった。それがあったわけでもないだろうが、ディープインパクトは3歳ラストは有馬記念を選んだ。ジャパンカップは来年でも出れるといわんばかりの選択だ。しかし、菊花賞から日が開くため、万全の状態で挑めると外野は考えることになる。有馬記念の出馬表。昨年の天皇賞秋・ジャパンカップ・有馬記念とかち秋古馬三冠となり、年度代表馬のゼンノロブロイ。今年は勝ててはいないが、G1で2~3着には滑り込んでいる状態だ。2003年のジャパンカップを逃げ切ったタップダンスシチー。2004年の宝塚記念を勝って以降は精彩を欠いている。今年の天皇賞春の勝馬スズカマンボ。天皇賞を勝って以来、掲示板にも乗れていない。有力馬が精彩を欠いている状態であり、かたやディープインパクトはおそらく秋は有馬記念までを最初から考えて神戸新聞杯、菊花賞と挑んできて、予定通りの有馬記念出走というところだったであろう。そのうえ、菊花賞はまさかの単勝オッズ1.0倍。改めてレースを見てみても、おそらく力は50%程度で走り切ったように見える。有馬記念へ向けて余力十分。視覚なしにしか見えなかった。馬券ファンもほとんどの人がそう思っていたのではないか。1年のレースの中で最も売り上げが多いのが有馬記念といわれていてこの年の有馬記念の馬券売り上げは約500億円。それだけの中で単勝オッズ1.3倍は異常な数字だ。誰しもが、どれだけ引き離して勝つのかということにのみ興味を示していた。 いざレースが始まってみると、ひいきで見てしまうのもあると思うが終始ディープインパクトのペースに見える。 https://youtu.be/_MckLY63KVk?si=0fBUEoB9C7zPb17j 直線向いて手応え抜群。いつもの通り外から一気にごぼう抜きか?という体勢に入った。しかしだ。前目をついていたハーツクライが粘る粘る。追いつくディープ。しかし詰まっていかない。最後の最後ぐっと詰めてきたが半馬身差を残してゴール。菊花賞から500m短くなった有馬記念だ。菊花賞のような乗り方をしてしまったようにも見えたし、もう馬体1つほど外に出していればきれいな馬場を走れた気もする。何にしても、ディープインパクトは負けてしまったのだ。そして、その先も日本では負けなかったディープインパクトに唯一土をつけた日本馬がハーツクライとなったのだ。 そして2頭は引退・・・ 種牡馬時代のライバル関係 ハーツクライはその後06年春にドバイシーマクラシックを制覇。そのままイギリスに向かいキングジョージ6世に出走。ここでの成績いかんでは(多分2着以内であったなら)凱旋門賞へと駒を進めフランスの地でディープインパクトと再度対決という青写真もあったのではないかと思うが、キングジョージで3着。その後帰国し、ジャパンカップでディープインパクトと再対決。しかしながら10着と大敗し引退。種牡馬入りとなった。かたやディープインパクトは春は国内に専念。当時の黄金ルートは阪神大賞典から天皇賞春、そして宝塚記念というのが横綱相撲の黄金ルートだ。この3つのレースをすべて単勝1.1倍で、そして3馬身以上ちぎって国内敵なしの圧勝でフランス凱旋門へとターゲットを絞りフランスへ向かう。さすがの三冠馬。海外でも人気を集め、いよいよ日本馬が凱旋門賞を勝つ時が来たとまで言われたがレースとしての着順はまさかの3着。世界の壁はまだまだ高かったと思い知らされた。また、その後フランスで禁止されている薬物が検出されたということで失格処分となった。まさにディープインパクトの競走成績では一番の失点となったのだ。帰国後はジャパンカップ、有馬記念と圧倒的な強さを見せつけて有馬記念優勝とともに引退。ターフを去ることとなった。ここから、2頭の種牡馬としても対決が始まるのだ。ここからは私の当時の主観も交えていく。当時ディープインパクトの種牡馬としての私の見立ては、母の父のAlzaoが母の父としてはいいだろうと考えていた。競走成績はクラシック三冠に天皇賞春、ジャパンカップ、有馬記念ということで、2000m以上のG1を6勝。過去の三冠馬、シンボリルドルフやナリタブライアンの種牡馬としての産駒はやはり少し距離の長い馬が多く、トウカイテイオーは例外として考えると、さほど強い馬を輩出していない。ミスターシービーは、先述の2頭より距離の適正幅としては参るから中距離寄りだったが、G1馬は輩出していない。どうしても、2000・2400・3000mの3つのレースを勝ってしまうような馬は距離の適正幅が長めに出ることで、逆に大物が出にくいと考えていた。ましてや、稀代の名種牡馬サンデーサイレンスが父なわけで、逆に母の父がサンデーサイレンスの馬は付けられない。当時でいえばダンスパートナーや、トゥザビクトリー、アドマイヤグルーヴをつけるというわけにはいかないのだ。ただし、サンデーサイレンスという種牡馬はノーザンテーストやリアルシャダイ、トニービン、ブライアンズタイムとは2枚も3枚も違い、大根幹種牡馬になる、いや当時はもう根幹種牡馬といってもいいほどであったわけなので、その仔で最高傑作なのなら、ノーザンダンサーの直仔であった、サドラーズウェルズやヌレイエフのような大根幹種牡馬の下の根幹種牡馬になる可能性だって大いにあるだろうとも思っていた。なので、初年度産駒がデビューしてクラシック戦線に乗るころの評価としては、G1馬は何頭か出すだろうけども、リーディング1位になる程かどうか、なることもあるかもしれないがサンデーサイレンスを超えるような活躍をすることはないだろうと思っていた。ハーツクライの種牡馬としての評価はディープインパクトのそれよりももっと低かった。理由は母の父がトニービンであること。トニービン自身は凱旋門賞を勝ったクラシックディスタンスの距離適性を持つ馬だったがその父であるカンパラはマイル種牡馬だ。当時はマイル種牡馬がたまに大物を出すとベガやエアグルーヴ、ウィニングチケットのようなダービーやオークスを勝つような馬を出す種牡馬だと思っていた。実際は条件馬でも2000m前後を得意とする馬が多かったため、トニービンは結果的にはステイヤーとまではいわないまでもクラシックディスタンスホースだったのだろう。しかし当時はまだ短い距離を得意とする馬が母の父だと思っていたのでディープインパクトより血統的な背景から得意距離は悪い意味での万能ではないかと思っていた。また、サンデーサイレンス産駒は当馬自身が米国のダートで活躍した馬だったのでダート馬もたくさん輩出していた。イシノサンデーは、皐月賞馬であってなおかつダービーGP勝馬でもあった。母の父がバリバリの芝馬であるトニービンであるハーツクライは、ダートはだめではないかと思っていた。なので、勝鞍を稼ぎにくいと考えていた。(結果これが大外れ。ディープインパクトはほとんどが芝馬でハーツクライはダートも走れる仔をたくさん出した。)サンデーサイレンス産駒はこのころにはすでにたくさんのサンデー産駒が種牡馬入りしていて、サンデーサイレンス自身のリーディングを脅かす存在がそのころでもすでにダンスインザダークであったりフジキセキであったりしていたのだ。サンデーサイレンス系種牡馬があふれてきているときにいい母馬をG1を1勝しかしていないハーツクライに回すか?と問われたら、ちょっと微妙なラインだろうと思っていた。ディープインパクトは初年度から非常に高額な種付け料だが、ハーツクライはお手頃であり、そのお手頃価格なら、ほかのサンデー系種牡馬でもいいだろう。ちなみにデビュー年2007年のハーツクライ種付け料は500万。デルタブルースという菊花賞馬を輩出していたダンスインザダークの2007年の種付け料も500万。どう出るかわからないハーツクライと、G1馬を輩出したダンスインザダーク。土地れも付けられるとなったらどちらをつける人が多いか自明の理かもしれない。と、当時は考えていたのだ。そんなハーツクライ。初年度はウィンバリアシオンというシルバーコレクターを輩出。続けざまにジャスタウェイを輩出し天皇賞秋をかってG1馬を輩出。その後スワーヴリチャード、ヌーヴォレコルト、シュヴァルグラン、そしてドゥデュースとほとんど毎年G1馬、しかも当時最強の呼び声が高い馬を多数輩出した。戻ってディープインパクト。ディープインパクトは初年度に3歳馬にして安田記念を勝つという偉業を達成したリアルインパクトを輩出。続けざまに牝馬三冠を達成したジェンティルドンナ、サトノダイヤモンドなど、G1馬多数。そして、最後の大物、稀代の名馬となった無敗の三冠馬コントレイルを輩出。コントレイルが無敗でクラシック三冠を達成したことで親子2代三冠馬、なおかつ親子2代無敗の三冠馬という、前人未到の記録を2つも達成してしまう。もうこの記録を抜くにはコントレイル産駒から無敗の三冠馬を輩出するしかないだろう。ディープインパクト産駒は2025年秋の時点で重賞を298勝している。あと2勝で300勝の大台だ。もう産駒も少ないので残っている産駒で何とか達成してもらいたいものだ。 ハーツクライとディープインパクト種牡馬になってからもライバル関係が続いているわけだ。どちらも現役時に似た構図であって、ディープインパクトは現役時の通りで完璧という言葉がぴったりの種牡馬成績で、いよいよパーフェクトな産駒コントレイルまで輩出してしまった。ハーツクライ産駒においては構図的にどうしてもそうなるのだが本命のディープインパクト産駒に対してヒットマンのごとく勝利をさらっていくような構図が多く、両頭の現役時代に似た様相だ。 キズナ・スワーヴリチャード・・・ 孫の代まで続くライバル関係 もちろん現在の種牡馬事情は、サンデー系種牡馬特にディープインパクト系種牡馬とキングカメハメハ系の種牡馬の対立構図が激しいのだ。キンカメ系はバラエティに富んでいるが、特にロードカナロア、そしてもう幼駒は出てこないとはいえドゥラメンテというとんでもない種牡馬がいた。今回はその話ではなく、ハーツクライとディープインパクトだ。ディープインパクトも今は亡くなってしまい産駒はもう出てこない。そんな中で2024年のリーディングサイアーに輝いたのはディープインパクト産駒であるキズナだ。ジャスティンミラノが皐月賞を勝ってG1馬も輩出した。ハーツクライ産駒で今頑張っているのがスワーヴリチャードだ。レガレイアがホープフルSに有馬記念と勝ち、アーバンシックが菊花賞を勝った。まだ成績が3年分しかないが、2歳G1とクラシック、そして古馬G1の最高峰の1つである有馬記念を勝っていることでただの早熟ではない、また、2000m以上を得意とするところはハーツクライそっくりだ。そして、これらはまだ前哨戦といえよう。まずはコントレイル。無敗の三冠馬の仔で無敗の三冠馬。これは良血牝馬も集まるし、結果ディープインパクト以上の期待を寄せられているだろう。ドウデュース。ハーツクライ産駒の最高傑作と言えよう。2歳G1の朝日フューチュリティを勝ち、5歳秋のジャパンカップを勝つまで毎年G1を勝っていることからも、早いうちから活躍できて、その後古馬になっても成長を続けることがわかる馬だ。どちらも当時のディープインパクト、ハーツクライ以上の評価を受けていると思ってもいいと考えている。ディープインパクトやハーツクライが種牡馬になった時はライバルは同じ父サンデーサイレンスのほかの産駒がライバルでもあったが今は少し違う。キングカメハメハ産駒のロードカナロアであったり、シンボリクリスエス産駒のエピファネイアであったり、グラスワンダーからつながるモーリスであったり。そして、同じサンデーサイレンス系統でも亜流ともいえる、しかし、ディープインパクトとは密接にかかわってくるキタサンブラックとその仔イクイノックスだ。キタサンブラックの父はブラックタイドでその父はサンデーサイレンスだ。そのブラックタイドとは、ディープインパクトの兄であり、全兄なのだ。その仔イクイノックスはいわばコントレイルから見れば従兄に当たる。これらがディープやハーツクライの孫世代のライバルたちだ。さて、埋もれず次の世代につなげられるか。楽しみである。 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