
中央競馬場での勝利は1年勝鞍なし…
1勝する重みとは
スノークルーズが25年6月5日にJRA交流(川崎)で1勝していて、表示上は1勝していることになるが、、、JRAの競馬場での勝利は1年近く勝鞍がない事実。。。
最後の勝鞍は24年10月
勝てない日々・・・
24年10月5日。
コンフォルツァが勝ち上がってからはや1年。
現2歳馬を合わせて現役が16頭。この1年で引退した馬が5頭以上いるので約20頭いてこの体たらく。
1年で100走程度走っているのに勝ち星は0。
今年に限って言えば、0-0-5-5-5-44という成績。2着すらない。。。
もはや一口馬主をやめたほうがいいのではないかという成績だ。
3着が5回あるのはまだ救いではある。
ミラクルキャッツ、シアブリスといった、早いうちに勝ち上がった馬たちで、まだ1勝Cなのだ。
コンフォルツァ、ミラクルキャッツ、シアブリスの3頭に関しては、調教師もトップトレーナーで、ミラクルキャッツの父はまだしも、シアブリスの父はエピファネイア、コンフォルツァはドゥラメンテということで、押しも押されぬトップサイアー。
本来ならクラシック戦線をにぎわしたりしなければいけないよう血統だ。
そんな馬たちが1勝C。だから3着なんて実際は物足りない。
今週はいけるか?
有力な2頭が出走
25年10月25日にコンフォルツァが、26日はシルクホースクラブの2歳馬セヴェロが出走予定。
コンフォルツァは、春に1勝Cに出走。いいとは言えず、最悪でもない4着、7着、7着で夏全休。鞍上の横山典弘騎手には去勢を進められていた。
そんな中、調教師の松永幹夫師は、あえて去勢を選ばず、夏は基礎トレーニングということで北海道に戻し、再育成。
秋になり本州に戻し、10月25日にいよいよ出走となった。
若手騎手限定レースへの出走ということで、鞍上は横山騎手から永島まなみ騎手へと乗り替わり。
血統的には父がドゥラメンテということで急逝していなければリーディングサイアーにもなろうかという種牡馬で、短い期間の中でもG1馬を何頭も出している。
26日の菊花賞を勝ったエネルジコもドゥラメンテ産駒だ。
血統的なものからも期待も大きいし、今から成長していく血統だろう。ここまで2桁着順のない当馬もそろそろ勝ちに勝ちを重ねていってもいいはずだ。
次に10月26日にはセヴェロが未勝利戦に出走。
セヴェロは前走が10月6日で、1番人気4着。
中一週で、関東へ遠征し出走。確勝パターンで挑む。
セヴェロの父はサトノダイヤモンド。セヴェロの世代のサトノダイヤモンドは当たり年といわれていた。
サトノダイヤモンド自身は父がディープインパクトでライバルが1歳年上のキタサンブラックといってもいいほどだ。
そのキタサンブラックに有馬記念で土をつけた馬だ。
血統的にも成績的にも超エリートといえるサトノダイヤモンド。どこかでとんでもない大物が出てもおかしくないのだ。
血統的には2歳より3歳のほうがよくなるだろうが、いい馬なら2歳のうちから活躍してもいいはずだ。
血統的な、種牡馬的な面から見れば、2000m前後より長い距離がよさそうでまさにクラシック3歳時がいいだろう。
そういう意味ではクラシック戦線に名乗りを上げていくためにも2歳のうちに勝ち上がっておきたいのだ。
一抹の不安は残るが…コンフォルツァ。
直線向いて前目につけていれば…
まずはコンフォルツァ。
ここで勝ち上がりたそうな馬も何頭かいるが、成績だけを見ればどっこいどっこいで、コンフォルツァにも可能性はありそうだ。
なにせ、夏場は北海道で鍛え直してきてるので、現在の力関係は未知数と言ってもいいだろう。
そんな中で、迎えた新潟6R。
スタート。
一瞬先頭集団につけるが気が散っているのか頭を上げてブルブルと振っている。
気の粗さというか集中力というのか。それが散漫なため、横山騎手が去勢を進めていたわけだ。
気の悪さを出したが、すぐに収まり、中段位置へ。
そのままコーナーへ差し掛かる。
コーナー終わりあたりで進出。
新潟の直線は長い。そんな直線に向いたときに、先頭集団につけ少し外に振った。これで、進路が妨げられることはない位置。絶好の位置だ。
残り500mあたりで先頭に出る。ちょっと早いかな?という気もしたが、結果これがよかったのだろう。
そのまま、引き離しにかかる。
が、2着が食い下がる。
今までの私の出資馬だと、ここから差し切られて2頭に抜かれて3着のパターンだが、、、
今回は違った。
むしろ2着以下を少し引き離しながら最後は勝ちを確信して少し緩めてゴール。
1年前のコンフォルツァ以来のJRA競馬場勝利となった。そういう意味ではコンフォルツァが2連勝となった。
単勝4番人気。応援馬券を勝っていたが、おいしい配当がついた。
前日の勢いで…セヴェロ
断然1番人気で迎える未勝利戦
新馬戦4着で中一週で関東遠征。調教師は池江調教師。
このパターンは勝確ラインだそう。
とはいえ、競馬は、馬は生き物だ。100%ということはない。
そんな中で迎える東京2R芝2000m。
東京芝2000mといえば、天皇賞秋だ。
芝2000mといえば、ホープフルSに皐月賞だ。
東京競馬場といえば日本ダービーだ。
この東京芝2000mというレースの価値は重い。
未勝利戦といえど、ここで勝つのと負けるのではその後の向かう先も、評価も変わってくるだろう。
また、その時点では雨が降っていて馬場が重い。レースとしては稍重という評価だ。
重い馬場のレースというのも経験ができる。
セヴェロはサトノダイヤモンド産駒であり、サトノダイヤモンド産駒は今のところダートであまりいいところを見せていないがこの馬についてはダート馬という評価を下している方も結構な数がいるようで、本領発揮はダートといっている人もいる。
この見立てが仮に正しかったとしても、芝で勝ち星を挙げられるとなると、エルコンドルパサーやクロフネ、古くはオグリキャップを想起してしまう。
気は早いし未勝利を勝ったくらいで何言ってんだって話だけども、凱旋門賞馬がドバイWCを勝つなんてこともよくあるわけで、ヨーロッパの芝は、ダートで勝てるようなパワーのある馬じゃないと勝てないなんて言われる。
そういう意味でも、重い馬場を走って勝てる馬であれば将来に期待が持てるというものだ。
レースはスタートして、すぐに中段に落ち着く。
向こう正面では先頭集団の後ろ。中段の前といったあたりだ。
コーナーを回って直線に向くころにはすでに先頭集団にとりついていた。
直線向いてすぐに先頭に躍り出る。
そのまま引き離しにかかる。
2着馬がまた同馬主のシルクだが、走れば走るほど少しずつ離れていく。
やはり確勝パターンだった。
最後は2馬身ほどだが、道中は結構ちぎっていた。ゴール前は完全に手綱を緩めて後ろを見るほどの余裕。
前走も鞍上だった菅原騎手は前走は失敗騎乗といわれていたし、今回はどうしても勝たなければいけなかっただろう。
そんな菅原騎手は、私が初めて一口馬主で勝利を味わったラヴォラーレのデビュー戦の騎手だった。
当時はバリバリの若手で、私は名前も知らなかった。
なんだよ。新人騎手かよ。それじゃあまり期待されていないんだなと思ったものだ。
デビュー戦は芝で14着。
全く見込みがないと思ったラヴォラーレが、3戦目にダート戦で2着になった時は鳥肌が立った。
その後3勝し3勝C、昔なら準オープン馬にまで出世した。
出資総額500万の馬で、オープンまで目指せそうなラヴォラーレは最後はレース中にケガ。予後不良になってしまった。
そんなラヴォラーレに3度ほど騎乗してくれていて、あまりいい成績ではなかったがそれからかなり出世した騎手だと思う。G1も勝ったし。今後はトップジョッキーとなっていくだろう。
そんな菅原騎手が鞍上で、いい走りをしてくれたと思う。
盆と正月が一緒に来た?
2頭の今後は?
勝ってしまったら次はどうなるのか?に注目が集まるのが普通だ。
まずはコンフォルツァ。
勝った次の日がクラシック最後の一冠である菊花賞だ。
もう3歳限定のレースはないのだ。
なので、今後は条件戦でコツコツ出世していく必要がある。
そんな中で、続戦するという話が合ったことと、今は芝1800mが良いと調教師が言っていること、左回りは安定していることを考えると東京開催のうちに使うだろう。
昇級初戦はおそらく11月中頃に東京芝1800m戦だろうと考えられる。
もし、ここをあっさり勝つようなら短期放牧かもしくは続戦で2000mくらいまでの距離でレースを選ぶことになるだろう。
本格化してきて、早いうちにオープンまで上り詰めるようなら、中山記念か日経賞あたりにでて、大阪杯。ここまで順調なら、血統的にも天皇賞春は面白いと思う。
ドゥラメンテ産駒のタイトルホルダーにしても、エネルジコにしても菊花賞を勝っている。
今回の走りを見ているとまだまだ子供だ。
このやんちゃ盛りが落ち着いた時が本当に楽しみだ。
連勝連勝で来年の春には古馬中長距離戦線をにぎわしていてくれたら面白いのに。
セヴェロはまだ、続戦するのかいったん放牧かは報告がない。
芝2000mを勝ち上がったというのは本当に大きい。
2週間ほどの短期放牧なら、京都2歳Sから、また短期放牧でホープフルSというのが黄金ルートだろう。
青写真通り勝っていくようなら来年は皐月賞・ダービー、そして秋は菊花賞、JC、有馬記念…
古馬になって、(馬主がシルクなので)ドバイ・宝塚、そして海外・・・
慌てずゆっくりというのなら、12月の頭あたりに1勝C、勝ち上がるようなら正月の京成杯。
このあたりの成績が良好であれば春のクラシック戦線で、G1チャレンジができるだろう。
夢はどんどん膨らむが…
現実はそんなに甘くない
もちろんコンフォルツァもセヴェロも今描いたような青写真を描ける可能性もあるが、現実はそんなに甘くないものだ。
どちらも次のレースであっさり勝つようなら、今の青写真を調教師も描き始めるだろう。
しかし、3着、5着と、悪くもなく良くもなくというのがごくごく普通であって、そうなればいずれ順番が来るだろう。
とコツコツやっていくことになるだろう。
シアブリスにしても、ミラクルキャッツにしてもそうだった。
早いうちに勝ち上がり、今描いたようなローテを目指すが、大事な次の1勝がなかなか上げられなくてクラシック世代を終え、古馬になって未だ1勝Cで人気しながら掲示板を外さない。馬主孝行ではあるのだが、できればもう少し上のクラスに行ってほしい。
一口馬主のだいご味はこういうところでもあるのだが。
26日。日曜ドラマで【ロイヤルファミリー】第3話が放映された。
セリと庭先取引の話題が中心の回だ。
中央競馬で1勝することの難しさは前回にやっていて、約束の1勝はできたが結局その後は全く勝てず、1年が経過したという話だ。
次の馬を探すべく競り市に参加したり、庭先を回る話だ。
本当に勝つことは難しい。
個人馬主でもなく、あくまで一口クラブで1口~2口出資しているだけの私だが、だからこそ有力な社台グループの馬を10数頭に出資できて、本来なら重賞戦線に出てくるような血統の馬もいくつか持っているが、それでも勝てないのが競馬の世界なのだ。
すべての歯車がかみ合った時こそ重賞に出走できる。そのうえでさらに強く運があって初めて勝てるのだ。
いつか重賞を勝ちたい。