新馬戦を勝つということ


G1レースを勝つより難しい?


新馬戦を勝つということ

日曜劇場【ロイヤルファミリー】第4話が放映された。
ロイヤルホープが新馬戦に出走するというお話だった。
以下、ネタバレを含みます。

一口馬主を始めて、7世代(2025年次に2歳の競走馬まで)46頭に出資してきた。
2025年11月時点で実は新馬勝ちはまだ1頭もいない。
決して安馬ばかりというわけでもない。
23000万円募集のブレイブライオンや、4000万円オーバー(400口募集だと1口10万円台になるので4000万円が高額募集馬の境と考えて)の募集馬に8頭ほど出資している。
私に馬を見る目がないと痛感しているが、46頭に出資して未だに1頭も新馬勝ちをしていないのだ。
それでも2着に滑り込んできた馬はいる。
ブレイブライオンは、新馬戦2番人気の2着。
当馬はサラブレッドクラブライオンの募集馬で、当時はちょうどサラブレッドクラブライオンとして初めて募集馬を集めたくらいの年で、今以上に信用がない時だ。
そんな中での2番人気はセレクトセールでの高額落札であったり新生クラブとしての期待もあったのだろうか。
そのレースで勝ったのがシュヴァリエローズ。
この記事を書いている翌日(2025年11月4日)にオーストラリアでメルボルンカップに出走する予定になっている。
もう一頭、ロンコーネ。
こちらは募集価格800万円という牡馬としては破格の募集価格だった。
父はフサイチセブン。結果的にフサイチセブンという種牡馬はそこそこいい馬を輩出する種牡馬だったと私は思っている。
デビュー戦は3番人気2着。
今でも覚えているが、ロンコーネは調教から良かったので、実際の新馬戦でも人気を集めた。
まだこの時は、ブレイブライオンの新馬戦、折り返しの未勝利戦2着以外に掲示板にすら乗っていないタイミングでブレイブライオン以外の馬で掲示板、しかも2着。
3番人気というのもあって、ここで新馬勝ちすると、、、と、ドキドキしっぱなしだったのは今でも覚えている。

新馬勝ちすることの難しさ

このように、高額で期待されている馬であろうが、調教がよく、人気になっていようが、勝てないときは勝てない。
ましてや、一生に一回しか出走できない新馬戦で勝ち上がることの難しさは重賞を勝つくらい難しい気さえしてくる。
逆に考えると、新馬戦は、未勝利のまま現役を引退する馬や、失礼ながら、競走馬として走らせてよかったのか疑問を感じるような逸走をしてしまう馬もいれば、コントレイルやディープインパクトだって新馬戦を走っている。
いわば玉石混合ともいえるレースなのだ。
玉がいるタイミングでレースに出ればその玉が勝つ可能性が高く、石しかいないタイミングで少しでもまともな馬が出ていれば勝ち上がる可能性が高い。
だから、新馬勝ちするというのは当馬の能力だけではなく、相手関係もあり、しかもすべての馬がデビュー戦だから、実力は分からない。
調教でどれだけ駆けていてもレースになると全く走らない馬や、逆に調教は平凡であったり、まったく駆けない馬がレースではものすごく走るなんて言うこともしばしば。
だから、終わってみたらあのレースで勝てるわけないよな。。。
とか、今になって思えばなんであの新馬戦で勝てなかったのだろうとか。そういうこともよくあるのだ。
先ほどのロンコーネなんかはそうだ。
新馬戦2着だったが、生涯成績は中央競馬のみで14戦3勝、2着6回。
14戦して勝ったレースは3勝。ほかの11戦のうち2着が6回。半分以上を2着で終えているのだ。
この2着だった時の勝馬をざっと見ても、出世したという意味ではロンコーネと同等かそれ以下の馬しかないのだ。
なんであの時負けたんだろう??と思わせるレースが多かった。
しかし、2着を何度も繰り返す馬というのは、馬主孝行ではあるのだ。
ロンコーネは未勝利戦を脱出するまでに馬代金に近い獲得賞金があって、未勝利戦勝利。
この時点で自分の飼い葉代も出してしまっていた。
1勝Cに上がってからも3連続2着。
1勝馬にしてプラス域に入った。
1勝C4戦目にして勝利、その後2勝Cに出世して連勝したが、本当のことを言えばここでもう2~3戦2着で賞金を稼いでくれれば最高だったのにという思いもある。
3勝Cに上がってからも1桁着順では返ってきていたが、少し役不足というかクラス慣れが必要そうだったが、もう1~2戦早く地方へ行っても良かった気もしている。
ダートのマイル~中距離くらいの適正だったと思うが、芝は見ていないが血統的にはダートのほうがよさそうで、マイル前後に適性がありそうなのなら地方のほうがレースは豊富だし、南関東でもいいが、名古屋や金沢でA級を目指し(というか、獲得賞金から南関東以外だとA級スタートになりそうだったが)その競馬場の重賞を勝ちまくるという伝説の作り方もあったなんて思うが。

話を戻す。
新馬戦を勝つというのはそれほど難しく、勝ち上がるということは、それだけその後の期待も大きいのだ。
私はまだ新馬戦を勝った馬に出資ができていない。
もちろん重賞も勝った馬は表れていない。
正直、重賞勝ちと新馬勝ちどちらを先に達成できそうか?と、もし聞かれたら重賞を勝つほうがまだ早い気がしているくらいだ。
一口馬主で達成したい夢はこの2つだ。新馬勝ちと重賞勝ちだ。
いつ達成できるか楽しみである。